バーチャルオフィス以外の仕事場

バーチャルオフィスは仕事のスペースを借りるわけはなく、仮想事務所なので所在地と住所を借りるだけです。IT系のエンジニアはSOHOのフリーランスとして活動する人が多く、この場合は大きなオフィスは必要ないでしょう。6帖から8帖のスペースがあれば十分で、自宅を仕事場にしつつ異なる所在地を設定する人は珍しくありません。フリーランスの場合も一等地にオフィスが所在していれば、信頼を得るうえで都合が良いのです。バーチャルオフィスは今後の仕事獲得に有用なサービスのため、一等地の所在地や住所だけを借りる意味で活用されています。

一方、実際にスペースを借りることになるのがレンタルオフィスです。業務に必要な機器はひと通り揃っているので、すぐに仕事を始められるのがメリットと言えます。当然ながら仕事場を借りるので、バーチャルオフィスよりも賃料は高いのが実情です。しかし、諸費用込みの料金形態なので、初期費用をなるべく抑えたい場合に重宝するでしょう。

貸事務所に関して、言葉の意味はレンタルオフィスと同様です。ただし、サービス内容は異なり一般的な賃貸物件を借りる状況に近いでしょう。備品はすべて自分で購入する必要がありますし、光熱費や水道代、ネットの使用量なども発生します。貸事務所はバーチャルオフィスやレンタルオフィスよりも、初期費用が大きくなるのが特徴です。そのため、初期費用を抑えたいケースでは不向きですが、一方で社会的な信用力を獲得しやすいメリットがあります。